てんかんの検査内容を紹介します

てんかんは、他の病気と似たような症状も多く、なかなか判別がしづらい疾患です。
ではてんかんが疑われた際に、病院では一体どのような内容の検査を行うのでしょうか。

病院では、まず本人や家族への問診や一通りの身体的診察を行います。
「どんなときに発作が起こるか」「どんな症状があらわれたか」を医師が知るために、発作が起こったときの状況を詳しく正確に伝えることが大切です。
また、これまでに大きな病気をしたことがあるか、頭の怪我や心臓の病気があるか、子供の頃に熱性けいれんを起こしたことがあったかなど、本人の病歴に関する質問もされます。

そしてその後、脳波の測定を行います。
これはてんかんの診断で最も重要なものであり、脳波を記録し、通常の脳波とは異なる発作波が現れていないかを確認します。
発作の頻度が少ない場合や乳幼児の場合など、脳波の測定中にてんかん発作が現れないことも多いため、繰り返し記録が必要なこともあります。

また、MRIやCTなどの画像検査も行われます。
これは、大脳の状態がどのようになっているか調べることで、てんかんの原因や、てんかん以外でけいれんが起こっている可能性がないかを確認するための検査です。

その他、必要に応じて長時間記録ビデオ脳波モニター検査を行います。
これはてんかんの専門病院でなければ出来ないもので、ビデオ撮影による発作の様子の記録と、脳波の記録を行います。
夜間など、長時間記録を行う必要があるため、この検査を行う場合は入院が必要となります。
脳波検査とは異なり、検査中も自由に動くことができるため、患者の身体的負担が比較的少ない検査であると言えます。

そして、これらの検査の結果を総合的に判断した上で、最終的な診断を行います。
このように、てんかんだと判明するまでには様々な検査が必要であるため、多大な費用が掛かります。
しかし、これらはてんかんであることを正確に診断するために必要不可欠です。
言い換えれば、てんかんはそれほど診断が難しい疾患であるとも言えます。

てんかん検査、入院にかかる費用はどれくらい?

てんかんの検査の内容は、前述したようにまずは本人や家族への問診や以前の大きなけがや病気の有無、身体観察などによってその兆候を見つけることから始め、その後に脳波の測定や採血、MRIやCTなどによる画像検査を行います。
さらに必要な場合は長時間記録ビデオ脳波モニター検査なども行います。
てんかんの検査は全て保険適用内での診療になるので、自己負担は3割になります。
病院の規模などにもよりますが、採血とCT、MRIで1万5000円ほどになることが多いです。

長時間記録ビデオ脳波モニター検査を行う場合は入院が必要で、画像検査などの際にもてんかんの診断と手術の必要性やそれが可能かどうかの検討のために入院が必要な場合もあります。
入院検査となると検査費とは別に入院費用も必要になってきます。
入院費用は一日あたり1万500円程度になる場合が多いです。

検査の結果てんかんであると判明した場合は、自立支援医療費制度を申請することができます。
これはてんかん等の疾患で通院治療をしている人の負担減を目的とした医療費制度で、治療費の自己負担額が3割から1割に減免されます。

また、入院が必要な場合に費用が自己負担限度額を超えた際は、高額医療費の払い戻しを申請することで限度額を超えた分の払い戻しを受けることができます。
事前に限度額認定証を申請しておけば、病院の窓口での支払いが限度額までになることもあります。

このようにてんかんの治療には検査や入院も含めて多大な費用がかかるため、個人での自己負担は難しいことも多いです。
自分のケースに当てはまる医療費制度などをしっかりと把握して利用し、医療費の減免や払い戻しを受けながら治療を続けることが望ましいでしょう。